<相場の読み筋>2月16日

2024/2/16 7:45

 15日の米国株式は、続伸した。NYダウが前日比348.85ドル高の3万8773.12ドル、ナスダック総合指数が同47.028ポイント高の1万5906.174ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億7866万株、ナスダック市場が58億8765万株だった。米週間の新規失業保険申請件数は21万2000件と市場予想平均22万件よりも堅調だった。一方、米1月小売売上高が前月比0.8%減となり、市場予想平均の同0.2%減を下回った。早期利下げ期待が持ち直す格好となり、株価を押し上げた。NYダウ採用銘柄では、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスやシェブロン、ダウ(旧ダウ・デュポン)などが値上がり率の上位に入っている。

 16日の東京株式は、続伸後に上値を試す場面も。日経平均株価はきのう15日に大幅高となった強い動きや、現地15日に米国株が続伸したことも追い風に買い先行スタートとなろう。心理的なフシ目の3万8000円を超えたことによる投資家心理の好転も見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=149円台の後半(15日は150円20-21銭)、ユーロ・円が1ユーロ=161円台の半ば(同161円22-26銭)で推移する。15日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日本製鉄<5401.T>、日産自<7201.T>、三住トラスト<8309.T>などが、15日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所清算値比435円高の3万8575円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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