日経平均は101円安、エヌビディア決算待ちで様子見も下げ渋る=21日後場

 21日後場の日経平均株価は、前日比101円45銭安の3万8262円16銭と3日続落。TOPIX(東証株価指数)は同5ポイント安の2627.30ポイント続落して取引を終えた。現地20日の米国株安を受け、朝方から売りが先行。売り一巡後は持ち直す場面もみられたが、現地21日の米国でエヌビディアの決算発表が控えていることから、様子見姿勢が強まった。午後零時49分には、同268円46銭安の3万8095円15銭と、下げ幅を拡大したが、押し目を拾う動きから下げ渋る展開となった。東証プライム市場の出来高は15億3549万株、売買代金は4兆2861億円。騰落銘柄数は値上がりが598銘柄、値下がりは991銘柄、変わらずは68銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち19業種が下落、14業種が上昇した。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も安い。ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株も軟調。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、東電力HD<9501.T>、中部電力<9502.T>などの電気ガス株も弱かった。一方、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が上昇した。

 個別では、DmMiX<7354.T>、サンアスタ<4053.T>、マーケットエンター<3135.T>、大幸薬品<4574.T>、JBCCHD<9889.T>などが下落。半面、BEENOS<3328.T>、スノーピーク<7816.T>(監理)、マイクロニ<6871.T>、あおぞら銀行<8304.T>、一工薬<4461.T>などが買われた。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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