<米国株情報>メーシーズは反発、第4四半期業績が市場予想上回る―店舗閉鎖で経営効率化も期待

株式

2024/2/28 10:19

 百貨店チェーン大手メーシーズ<M>は27日、前日比7.56%高の20.76ドルと急反発した。20ドル台回復は1月2日以来。終値は同3.37%高の19.95ドル。同日寄り付き前に発表した24年1月期第4四半期(23年11月-24年1月)の決算が市場予想を上回ったほか、150店舗を閉鎖する計画を発表したことで経営の効率化が図られるとの期待が高まったようだ。

 第4四半期の売上高は前年同期比1.7%減の81億2000万ドルにとどまったものの、市場予想とほぼ一致。最終損益は7100万ドルの赤字(前年同期は5億800万ドルの黒字)に転落したが、調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は同30%増の2.45ドルとなり、市場予想の2ドル弱を上回った。

 同時に、今後3年間で主力の「メーシーズ」ブランド150店舗や物流センターを閉鎖する一方、350店舗の改装と30店舗の小型店の開設を進める計画を明らかにした。トニー・スプリングCEO(最高経営責任者)は、「品ぞろえの活性化、高級品の成長を加速させる」としている。また、保有不動産の開発にも着手し、26年末までに6億-7億5000万ドルの不動産関連収益を目指す。

 なお、25年1月期の業績については、売上高を前期比2%超減の222億-229億ドル、調整後EPSを2.45-2.85ドルと予想し、それぞれ市場予想を下回った。店舗閉鎖に伴う減損損失が計上される見通し。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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