<米国株情報>ボーイング、スピリット・エアロの買収に向けて協議入りと明かす

株式

2024/3/4 10:22

 航空・宇宙機器大手ボーイング<BA>は1日、同社の主力サプライヤー(部品・資材供給業者)である航空機用部品大手スピリット・エアロシステムズ・ホールディングス<SPR>の買収に向けた協議を進めていることを明らかにした。1日には米紙ウォールストリート・ジャーナルが関係者の話として報じていた。

 スピリット・エアロはもともとボーイングの一部だったが、05年に分離され、06年に上場している。ボーイングは声明文で、「スピリット・エアロと再統合することにより、安全性の強化や、品質の向上が期待される」としているが、協議は始まったばかりで、交渉が合意に達するか否かは見通せない段階という。

 年始にアラスカ航空の運航していたボーイングの「737MAX9」のドア部分が離陸直後に吹き飛んだ事故では、スピリット・エアロがドアプラグを製造していた。市場では、両社の垂直統合により、航空機の生産業務の改善につながるとの見方がある一方で、ボーイングの生産品質の問題に関する懸念が解消するかどうかは短期的には難しいとの厳しい見方もある。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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