<相場の読み筋>3月6日

2024/3/6 7:45

 5日の米国株式は、続落した。NYダウが前日比404.64ドル安の3万8585.19ドル、ナスダック総合指数が同267.921ポイント安の1万5939.588ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億1377万株、ナスダック市場が61億6538万株だった。中国でスマートフォンの販売減少が伝ったアップルが下落した。また、米2月ISM非製造業景気指数が52.6となり、市場予想平均の53.0を下回ったこともあり、NYダウは一時530ドルを超える下げを見せる場面もあった。現地6日には、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言を控えていることから、積極的な買いは見送られた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、インテルやアドビ、テスラなどが下落した。

 6日の東京株式は続落後、落ち着きどころを探る展開か。きのう5日の日経平均株価は4万円を維持して取引を終えているが、現地5日の米国株安を受け、売り先行スタートとなろう。売り一巡後は、様子見姿勢が強まるとみられ、もみ合い商状となりそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=150円トビ台(5日は150円41-43銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の後半(同163円14-18銭)と円高方向にあり、輸出関連銘柄には重しとなりそう。5日のADR(米国預託証券)は円換算値で、LINEヤフー<4689.T>、アドバンテスト<6857.T>、東エレク<8035.T>などが、5日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所清算値比330円安の3万9800円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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