<相場の読み筋>3月12日

2024/3/12 7:45

 11日の米国株式は、NYダウが前週末比46.97ドル高の3万8769.66ドルと反発、ナスダック総合指数は同65.839ポイント安の1万6019.274ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億8258万株、ナスダック市場が47億8281万株だった。前週末の弱い動きが継続し、NYダウは一時240ドル近い下げを見せる場面もみられた。売り一巡後は、リバウンド狙いや押し目を拾う動きから下げ渋る格好となったが、12日に米2月CPI(消費者物価指数)の発表を控え、方向感に欠ける展開だった。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、メタ(旧フェイスブック)やアドバンスド・マイクロ・デバイシズ、マイクロン・テクノロジーズなどが下落した。

 12日の東京株式は、続落後も弱含みか。きのう11日の日経平均株価は大幅に反落し、今年最大の下げ幅となった。弱い地合いが継続するとみられ、落ち着きどころを探る展開となりそう。25日移動平均線(11日時点で3万8408円)が意識される場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=146円台の後半(11日は146円73-75銭)、ユーロ・円が1ユーロ=160円台の半ば(同160円54-58銭)と小動き。11日のADR(米国預託証券)は円換算値で、アドバンテスト<6857.T>、東エレク<8035.T>、三菱商事<8058.T>などが、11日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、11日の大阪取引所清算値比350円安の3万8180円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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