日経平均は321円高、大幅反発も取引終了にかけ上げ幅縮小=4日後場

 4日後場の日経平均株価は、前日比321円29銭高の3万9773円14銭と大幅反発。TOPIX(東証株価指数)も同25.49ポイント高の2732.00ポイントと4日ぶりに反発した。朝方から買いが先行し、日経平均は午前9時38分に、同791円17銭高の4万243円02銭を付けた。ただ、買い一巡後は、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となった。後場に入り堅調な値動きとなる時間帯もみられたが、株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに、取引終了にかけ上げ幅を縮小。前日比では上昇ながらも安値で取引を終えるなど、上値の重さが意識されたようだ。東証プライム市場の出来高は19億8441万株、売買代金は4兆7963億円。騰落銘柄数は値上がりが1010銘柄で、値下がりは575銘柄、変わらずは67銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち29業種が上昇、4業種が下落した。東電力HD<9501.T>、関西電<9503.T>などの電気ガス株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株が上昇。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、SOMPOH<8630.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も高い。SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も堅調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、AGC<5201.T>、ガイシ<5333.T>などのガラス土石株もしっかり。一方、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>の空運株や、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株などが下落した。

 個別では、ユニチカ<3103.T>、ソシオネクス<6526.T>、MARUWA<5344.T>、平和堂<8276.T>、DeNA<2432.T>などが上昇。半面、一工薬<4461.T>、Uアローズ<7606.T>、円谷FH<2767.T>、KeePer<6036.T>、霞ヶ関キャピ<3498.T>などが下げた。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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