<相場の読み筋>4月10日

2024/4/10 7:45

 9日の米国株式は、NYダウが前日比9.13ドル安の3万8883.67ドルと小幅に続落、ナスダック総合指数は同52.684ポイント高の1万6306.639ポイントと3日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億790万株、ナスダック市場が46億419万株だった。翌日の10日に米3月CPI(消費者物価指数)の発表を控え、引き続き模様眺めムードが広がった。ポジション調整の売りに押される場面があり、NYダウは一時320ドルを超える下げをみせたが、取引終了にかけ下げ幅を縮小した。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、シスコ・システムズやテキサス・インスツルメンツ、テスラなどが上昇した。

 10日の東京株式は、軟調な展開か。日経平均株価は、きのう9日に大幅続伸した反動から、売り先行スタートが見込まれる。引き続き、現地10日の米3月CPIの結果を確認したいとして、様子見姿勢が強まるとみられ、積極的な売買は限られそう。消去法的に、短期的な資金が値動きの軽い中小型株に向かう場面がありそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=151円台の後半(9日は151円90-91銭)、ユーロ・円が1ユーロ=164円台の後半(同164円86-90銭)と小動き。9日のADR(米国預託証券)は円換算値で、LINEヤフ<4689.T>、TDK<6762.T>、三菱商<8058.T>などが、9日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日の大阪取引所清算値比190円安の3万9600円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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