日経平均は191円安、株価指数先物に断続的な売りも取引終了にかけ下げ渋る=10日後場

 10日後場の日経平均株価は、前日比191円32銭安の3万9581円81銭、TOPIX(東証株価指数)が同11.90ポイント安の2742.79ポイントと、そろって3日ぶりに反落して取引を終えた。朝方の売りが一巡した後、現地10日の米3月CPI(消費者物価指数)の発表を受けた米国株式の反応をみたいとして、手控えムードが強まった。午後2時40分すぎ、株価指数先物に断続的な売りが出て、日経平均は午後2時49分に同262円65銭安の3万9510円48銭を付けた。その後、取引終了にかけ下げ渋った。東証プライム市場の出来高は14億6306万株、売買代金は3兆8033億円にとどまり、2日連続で4兆円割れとなった。騰落銘柄数は値上がりが841銘柄、値下がりは754銘柄、変わらずは57銘柄。

 業種別では、33業種のうち21業種が下落、12業種が上昇した。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、中外薬<4519.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株が下落。クレセゾン<8253.T>、芙蓉リース<8424.T>などのその他金融株や、三井物<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も安い。ディスコ<6146.T>、SMC<6273.T>などの機械株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も軟調。三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株や、北越コーポ<3865.T>、大王紙<3880.T>などのパルプ紙株も弱かった。一方、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株や、三井金<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が買われた。

 個別では、パルGH<2726.T>、リソー教育<4714.T>、イオンFS<8570.T>、ユニチカ<3103.T>、IHI<7013.T>などが下落。半面、さくら<3778.T>、あみやき<2753.T>、C&FロジH<9099.T>、ネオジャパン<3921.T>、ファインD<3649.T>などが上昇した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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