<相場の読み筋>4月17日

2024/4/17 7:45

 16日の米国株式は、NYダウが前日比63.86ドル高の3万7798.97ドルと7日ぶりに反発、ナスダック総合指数は同19.768ポイント安の1万5865.251ポイントと3日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億3356万株、ナスダック市場が47億2341万株だった。パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は16日に開催されたフォーラムで、「インフレ率が目標に近づくまで、現在の政策水準が維持される可能性が高い」との考えを示し、早期の利下げ期待が後退した。NYダウは、前日まで6日続落していた反動や、リバウンド狙いの買いで反発したが、戻りは限られた。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやアップル、ハネウエルなどが軟調に推移した。

 17日の東京株式は反発後、もみ合いか。日経平均株価は、きのう16日に大幅続落した反動や、短期的な戻りを狙った買いが先行し、買い優勢スタートとなりそう。ただ、買い手がかりに乏しいことや中東情勢の不透明感もあり、買い一巡後は、戻り待ちの売りに押される場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=154円台の半ば(16日は154円39-40銭)、ユーロ・円が1ユーロ=164円台の前半(同163円92-96銭)とやや円安方向に振れている。16日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、日本製鉄<5401.T>、ニデック<6594.T>、アドバンテス<6857.T>などが、16日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所清算値比75円高の3万8465円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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