<相場の読み筋>4月23日

2024/4/23 7:45

 22日の米国株式は、NYダウが前週末比253.58ドル高の3万8239.98ドルと3日続伸、ナスダック総合指数が同169.295ポイント高の1万5451.305ポイントと7日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億3947万株、ナスダック市場が45億5798万株だった。イランとイスラエルの対立で、大規模な攻撃の連鎖が起こっていないことから、中東情勢への警戒感が後退する格好となり、見直し買いが入った。前の週にさえない動きが続いていたハイテク株比率の高いナスダック市場では、自律反発狙いの買いに支えられエヌビディアやテキサス・インスツルメンツ、マイクロン・テクノロジーズなどが値上がり率の上位に入っている。

 23日の東京株式は続伸後、しっかりした展開か。日経平均株価は、きのう22日に大幅反発した動きや、現地22日の米国株高もあり、買い先行スタートが見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=154円台の後半(22日は154円65-67銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=164円台の後半(同164円83-87銭)と小動き。対ドルでの円安を受け、輸出関連銘柄に見直しの動きが続きそうだ。22日のADR(米国預託証券)は円換算値で、キーエンス<6861.T>、トヨタ<7203.T>、野村<8604.T>などが、22日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所清算値比295円高の3万7725円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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