日経平均は234円程度高、買い一巡後はもみ合い商状=23日前場

 23日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比234円程度高い3万8851円前後で推移。午前9時3分には、同321円57銭高の3万8938円67銭を付けている。現地22日の米国株式市場では、NYダウ、ナスダック総合指数ともに反落した。ただ、通常取引終了後にエヌビディアが市場予想平均を上回る決算を発表。同社株が時間外取引で急伸したことを受け、半導体関連銘柄を中心に買いが先行した。その後は、戻り待ちの売りに上値が重く、もみ合い商状となっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所清算値比15円高の3万8635円だった。

 業種別では、全33業種のうち17業種が上昇、16業種が下落している。アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株や、ディスコ<6146.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株が上昇。SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も高い。帝人<3401.T>、ワコールHD<3591.T>などの繊維株や、武田薬<4502.T>、アステラス薬<4503.T>などの医薬品株も堅調。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>の空運株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株もしっかり。一方、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、三井金<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株が安い。

 個別では、メニコン<7780.T>、マクロミル<3978.T>、メイコー<6787.T>、イビデン<4062.T>、MARUWA<5344.T>などが上昇。半面、極東証券<8706.T>、Ubicom<3937.T>、ロードスター<3482.T>、日鉄鉱<1515.T>、GMOPG<3769.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=156円台の後半(22日は156円40-41銭)、1ユーロ=169円台の後半(同169円81-85銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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