<相場の読み筋>5月24日

2024/5/24 7:45

 23日の米国株式は、続落した。NYダウが前日比605.78ドル安の3万9065.26ドル、ナスダック総合指数が同65.511ポイント安の1万6736.033ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億314万株、ナスダック市場が67億9869万株だった。NYダウは今年に入り最大の下げ幅で、600ドルを超える下げとなるのは、23年2月21日(697.10ドル)以来、約1年3カ月ぶり。米週間の新規失業保険申請件数が21万5000件で、市場予想平均の22万件よりも少なかった。また、米5月総合PMIは54.4となり市場予想平均の51.2を上回った。堅調な米経済が利下げを遅らせるとの見方が強まり、ポジション調整の売りに押された。NYダウ採用全30銘柄が下落し、ボーイングやインテル、マクドナルドなどが、値下がり率の上位に入っている。

 24日の東京株式は、反落後も軟調か。現地23日の米国株式が下落した動きを受け、売り先行スタートとなろう。手がかり材料難のなか週末要因も重なり、ポジション調整の売りに押される場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=156円台の後半(23日は156円76-77銭)、ユーロ・円が1ユーロ=169円台の後半(同169円75-79銭)と小動き。23日のADR(米国預託証券)は円換算値で、TDK<6762.T>、ローム<6963.T>、京セラ<6971.T>などが、23日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所清算値比540円安の3万8560円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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