日経平均は435円高、時間外取引での米株価指数先物やアジア市場の上昇が支え=3日後場

 3日後場は日経平均株価が、前週末比435円13銭高の3万8923円03銭、TOPIX(東証株価指数)は同25.58ポイント高の2798.07ポイントと、そろって続伸して取引を終えた。朝方は買いが先行。日経平均は午前9時34分に、同544円60銭高の3万9032円50銭と、取引時間中としては5月29日以来、3営業日ぶりに3万9000円台を回復した。買い一巡後は、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となったものの、時間外取引で米株価指数が上昇したことや、韓国や台湾、香港の株価指数も上げたことを支えに、堅調な値動きにつながった。東証プライム市場の出来高は16億7604万株、売買代金は4兆1313億円。騰落銘柄数は値上がりが1025銘柄、値下がりは563銘柄、変わらずは58銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち28業種が上昇、5業種が下落した。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が上昇。郵船<9101.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も高い。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も堅調。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株もしっかり。一方、東電力HD<9501.T>、中部電<9502.T>などの電気・ガス株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株が下げた。

 個別では、C&FロジH<9099.T>(監理)、メルカリ<4385.T>、住友ファーマ<4506.T>、千葉興銀<8337.T>、RSTECH<3445.T>などが上昇。半面、トリケミカル<4369.T>、北海電<9509.T>、イオンディラ<9787.T>、ソシオネクス<6526.T>、フジクラ<5803.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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