日経平均309円安と続落、下げ渋るもプライム値下がりが7割=5日前場

 5日前場は日経平均株価が、前日比309円86銭安の3万8527円60銭、TOPIX(東証株価指数)が同32.24ポイント安の2755.24ポイントと、そろって続落した。朝方から外国為替市場で円がドルやユーロに対して強い動きをみせ、輸出関連銘柄を中心に売りが先行。弱含みの展開のなか、日経平均は午前10時40分に、同493円48銭安の3万8343円98銭を付けた。その後は、手がかり材料に欠けるものの、下げ渋った。東証プライム市場の出来高は8億6061万株、売買代金は2兆3978億円。騰落銘柄数は値上がりが430銘柄、値下がりは1164銘柄と7割に達した。変わらずは54銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち27業種が下落、6業種が上昇した。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が下落。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、三井金<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も安い。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も軟調。伊藤忠<8001.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も弱い。一方、三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株や、エーザイ<4523.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株が高い。

 個別では、博報堂DY<2433.T>、アイネット<9600.T>、あいHD<3076.T>、北洋銀行<8524.T>、アイザワ証G<8708.T>などが下落。半面、永谷園HD<2899.T>(監理)、アンビス<7071.T>、Uアローズ<7606.T>、ミガロHD<5535.T>、ガンホー<3765.T>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ