日経平均347円安と続落、売り一巡後は底堅く推移=5日後場

 5日後場は日経平均株価が、前日比347円29銭安の3万8490円17銭、TOPIX(東証株価指数)が同39.26ポイント安の2748.22ポイントと、そろって続落した。朝方から外国為替市場で円がドルやユーロに対して強い動きをみせ、輸出関連銘柄を中心に売りが先行。弱含みの展開のなか、日経平均は午前10時40分に、同493円48銭安の3万8343円98銭を付けた。売り一巡後は、手がかり材料に欠けるなか、底堅く推移した。東証プライム市場の出来高は17億1743万株、売買代金は4兆6224億円。騰落銘柄数は値上がりが363銘柄、値下がりは1246銘柄と7割を超えた。変わらずは54銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち27業種が下落、6業種が上昇した。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株が下落。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も安い。三井金<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も軟調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も弱い。一方、エーザイ<4523.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株や、三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株が上昇した。

 個別では、博報堂DY<2433.T>、アイネット<9600.T>、アイザワ証G<8708.T>、レーザーテク<6920.T>、東京計器<7721.T>などが下落。半面、永谷園HD<2899.T>(監理)、アンビス<7071.T>、ロート<4527.T>、Uアローズ<7606.T>、ミガロHD<5535.T>などが上げた。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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