日経平均96円高、続伸も上げ幅縮小で取引終了、プライム値下がり銘柄は6割超=11日後場

 11日後場は日経平均株価が、前日比96円63銭高の3万9134円79銭と続伸した一方、TOPIX(東証株価指数)は同5.69ポイント安の2776.80ポイントと反落した。現地10日の米国株高を背景に、朝方から買いが先行。日経平均株価は、午前9時55分に、同298円50銭高の3万9336円66銭を付けた。その後は、戻り待ちの売りに加え、時間外取引での米株価指数先物の下落、香港ハンセン指数や中国・上海総合指数が軟調に推移したことから上値は重かった。取引終了にかけて上げ幅を縮小して取引を終えた。東証プライム市場の出来高は13億7719万株、売買代金は3兆5422億円。騰落銘柄数は値上がり557銘柄に対し、値下がりが1019銘柄と6割を超えた。変わらず70銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち10業種が上昇、23業種が下落した。ディスコ<6146.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が上昇。古河電工<5801.T>、住友電工<5802.T>などの非鉄金属株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も高い。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も堅調だった。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が下落。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株も安い。

 個別では、ファーマF<2929.T>、K&Oエナジ<1663.T>、東京計器<7721.T>、エタナルHG<3193.T>、マイクロニ<6871.T>などが上昇。半面、Bガレージ<3180.T>、ミガロHD<5535.T>、アルトナー<2163.T>、太平電<1968.T>、一工薬<4461.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ