日経平均308円安と3日ぶり大幅反落、FOMCの結果控え見送りムード=12日前場

 12日前場は日経平均株価が、前日比308円46銭安の3万8826円33銭と3日ぶりに大幅反落、TOPIX(東証株価指数)が同23.62ポイント安の2753.18ポイントと続落して取引を終えた。朝方から売りが先行。一時下げ渋る動きをみせたが、日経平均は午前10時46分に、同325円43銭安の3万8809円36銭を付けた。手がかり材料難のなか、現地12日には、FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果や、その後のパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長会見が控え、見送りムードが強まったようだ。東証プライム市場の出来高は7億6705万株、売買代金は1兆6451億円。騰落銘柄数は値上がり688銘柄、値下がりが884銘柄、変わらずは74銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち30業種が下落、3業種が上昇した。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が下落。テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も安い。武田薬<4502.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品や、三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株も軟調。DeNA<2432.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も弱い。一方、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が高い。

 個別では、FPパートナ<7388.T>、東宝<9602.T>、物語コーポ<3097.T>、ロックフィル<2910.T>、ビジョナル<4194.T>などが下落。半面、MDV<3902.T>、ラクスル<4384.T>、ダイダン<1980.T>、ミマキエンジ<6638.T>、日シス技術<4323.T>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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