日経平均下げ渋り11円安、小幅に3日続落もプライム値上がり銘柄8割超=14日前場

 14日前場は日経平均株価が、前日比11円45銭安の3万8709円02銭と小幅に3日続落。一方、TOPIX(東証株価指数)が同7.22ポイント高の2739.00ポイントと4日ぶりに反発して取引を終えた。朝方は、きのう13日の弱い動きが継続し売りが先行した。13日の米国株式市場で、ナスダック総合指数が4日続けて終値ベースの史上最高値を更新したが、日本株の反応は薄く、日経平均は午前9時50分に、同165円72銭安の3万8554円75銭を付けた。その後は、下げ渋る動きから上げ転換する場面もみられた。もっとも、日銀の金融政策決定会合の結果を控えて、前日終値近辺では上値が重い。東証プライム市場の出来高は12億5513万株、売買代金は3兆917億円。騰落銘柄数は値上がりが1345銘柄と全体の8割を超えた一方、値下がりは271銘柄。変わらずは29銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち4業種が下落、29業種が上昇した。エーザイ<4523.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株が下落。東精密<7729.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も安い。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株が上昇。三井物<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株や、大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株、王子HD<3861.T>、北越コーポ<3865.T>などのパルプ紙株が高い。

 個別では、鎌倉新書<6184.T>、ビジョナル<4194.T>、TBASE<3415.T>、巴工業<6309.T>、霞ヶ関キャピ<3498.T>などが下落。半面、Wスコープ<6619.T>、東建コーポ<1766.T>、トーホー<8142.T>、三井松島HD<1518.T>、丹青社<9743.T>などが高い。

提供:ウエルスアドバイザー社

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