日経平均712円安、取引終了にかけ下げ幅を縮小し終値は3万8000円を維持=17日後場

 17日後場は日経平均株価が、前週末比712円12銭安の3万8102円44銭と大幅反落、TOPIX(東証株価指数)が同46.60ポイント安の2700.01ポイントと反落して取引を終えた。前週末に伸び悩んだことや、現地14日のフランス市場で、右派台頭への警戒感からCAC40指数が続落したことをうけ、朝方から売りが先行。軟調な展開が続き、日経平均は午後1時38分に、同864円36銭安の3万7950円20銭と、取引時間中としては5月30日以来、半月ぶりに心理的なフシ目の3万8000円を割り込んだ。その後は、3万8000円を意識する動きが強まり、取引終了にかけ下げ幅を縮小した。東証プライム市場の出来高は15億7082万株。売買代金は3兆6272億円。騰落銘柄数は値上がりが336銘柄、値下がりが1264銘柄、変わらずは46銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち32業種が下落、1業種が上昇した。三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が下落。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、三井金<5706.T>、住友電工<5802.T>などの非鉄金属株が安い。テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、SOMPOH<8630.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が軟調。デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株、王子HD<3861.T>、北越コーポ<3865.T>などのパルプ紙株も弱かった。一方、塩野義薬<4507.T>、エーザイ<4523.T>などの医薬品株が高かった。

 個別では、MSOL<7033.T>、フリービット<3843.T>、ギフトHD<9279.T>、LinkUG<4446.T>、カドカワ<9468.T>などが下落。半面、曙ブレキ<7238.T>、ファンケル<4921.T>(監理)、プロレドP<7034.T>、セルソース<4880.T>、ネオジャパン<3921.T>などが高い。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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