日経平均は281円程度高、買い一巡後は戻り待ちの売りで上値が重いもよう=18日前場

 18日午前10時7分すぎの日経平均株価は、前日比281円程度高い3万8383円前後で推移する。現地17日は、政局不安のフランスの株価指数が3日ぶりに反発。米国でも、NYダウが反発し、ナスダック総合指数は6日続けて終値ベースの史上最高値を更新したことを受け、朝方から買いが先行。午前9時34分には、同371円28銭高の3万8473円72銭を付けた。買い一巡後は、戻り待ちの売りで上値は重いもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所清算値比410円高の3万8410円だった。

 業種別では、全33業種のうち28業種が上昇、5業種が下落している。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が上昇。OLC<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も高い。ディスコ<6146.T>、コマツ<6301.T>などの機械株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も堅調。太平洋セメ<5233.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株もしっかり。一方、武田薬<4502.T>、エーザイ<4523.T>などの医薬品株や、中部電<9502.T>、関西電<9503.T>などの電気・ガス株が安い。

 個別では、藤田観<9722.T>、地主<3252.T>、日電波<6779.T>、曙ブレキ<7238.T>、アカツキ<3932.T>などが上昇。半面、ミガロHD<5535.T>、K&Oエナジ<1663.T>、メルカリ<4385.T>、MSOL<7033.T>、サンアスタ<4053.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時7分時点で、1ドル=157円台の半ば(17日は157円55-56銭)、1ユーロ=169円台の前半(同168円58-62銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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