日経平均380円安と4日ぶり大幅反落、下げ渋るもさえない展開=27日前場

 27日前場は日経平均株価が、前日比380円55銭安の3万9286円52銭と4日ぶりに大幅反落。TOPIX(東証株価指数)も、同11.36ポイント安の2791.59ポイントと4日ぶりに反落した。日経平均は直近で3連騰し1000円を超える上昇となっていた反動や、6月末配当の権利落ちの影響で朝方から売りが先行。手掛かり材料に欠けるなか軟調な展開が続き、午前10時15分には、同473円56銭安の3万9193円51銭を付けた。その後、やや下げ渋る動きをみせたが、さえない展開となった。東証プライム市場の出来高は6億7919万株、売買代金は1兆6630億円。騰落銘柄数は値上がりが865銘柄、値下がりは708銘柄、変わらずは59銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち24業種が下落、9業種が上昇した。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が下落。アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株や、武田薬<4502.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株も安い。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も軟調。テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も弱い。一方、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、第一生命HD<8750.T>、T&DHD<8795.T>などの保険株が高い。

 個別では、東洋証<8614.T>、AndDo<3457.T>、メディアスH<3154.T>、スクリン<7735.T>、インテージH<4326.T>などが下落。半面、大有機化<4187.T>、カーリットH<4275.T>、ミガロHD<5535.T>、ドリームI<4310.T>、曙ブレキ<7238.T>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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