日経平均、TOPIXがそろって終値ベースで史上最高値=4日後場

 4日後場は日経平均株価が、前日比332円89銭高の4万913円65銭、TOPIX(東証株価指数)が同26.29ポイント高の2898.47ポイントと5日続伸して取引を終了した。日経平均が3月22日の終値ベースでの史上最高値(4万888円43銭)を約3カ月ぶり、TOPIXが89年12月18日の終値ベースの史上最高値(2884.80ポイント)を34年半ぶりに更新した。現地3日にナスダック総合指数が連続で史上最高値を更新した動きが刺激材料となり、朝方から堅調に推移。一時伸び悩む場面もみられたが、幅広い銘柄が物色され、日経平均は午後2時58分に、同390円47銭高の4万971円23銭を付けた。東証プライム市場の出来高は16億3530万株、売買代金は4兆1303億円。騰落銘柄数は値上がりが985銘柄、値下がりは586銘柄、変わらず74銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち28業種が上昇、5業種が下落した。三井金<5706.T>、三菱マ<5711.T>などの非鉄金属株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株が上昇。三井住友<8316.T>、みずほ<8411.T>などの銀行株や、三井物<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も高い。ディスコ<6146.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も堅調。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、テルモ<4543.T>、オリンパス<7733.T>などの精密機器株もしっかり。一方、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株が下落した。

 個別では、ワールド<3612.T>、住友鉱<5713.T>、住友ファーマ<4506.T>、協和キリン<4151.T>、Wスコープ<6619.T>などが上昇。半面、アインHD<9627.T>、霞ヶ関キャピ<3498.T>、川重<7012.T>、エニカラー<5032.T>、ABCマート<2670.T>などが下げた。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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