<相場の読み筋>9月21日

2018/9/21 7:34

 20日の米国株式は、NYダウが前日比251.22ドル高の2万6656.98ドルと3日続伸し、1月26日に付けた史上最高値(2万6616.71ドル)を更新。ナスダック総合指数が同78.194ポイント高の8028.232ポイントと反発して取引を終了した。出来高概算は、ニューヨーク市場が8億1516万株、ナスダック市場が23億2876万株だった。米中の貿易摩擦に対する警戒感が和らぐなか、米9月フィラディルフィア連銀製造業景況指数が、プラス22.9と市場予想平均のプラス18.0を上回った。また、週間の新規失業保険申請件数が、20万1000件と市場予想平均の21万件よりも良好だったことなども好感された。NYダウ採用銘柄では、インテルやウォルグリーン・ブーツ・アライアンス、キャタピラーなどが値上がり率の上位に入っている。

 21日の東京株式は続伸後、堅調な展開となりそうだ。NYダウが史上最高値を更新した動きを受け、20日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所終値比220円高の2万3680円だった。朝方は、株価指数先物を中心に買い戻しや新規買いなどで、買い先行のスタートとなろう。為替相場は、ドル・円が1ドル=112円台の半ば(20日終値112円20-22銭)、ユーロ・円が1ユーロ=132円台の半ば(同131円24-28銭)と円安に振れている。輸出関連銘柄が堅調に推移し、株価指数の上昇を支えそう。ただ、秋分の日を含む3連休となることから、取引時間の後半には模様眺めムードが広がる可能性もありそう。20日のADR(米国預託証券)は円換算値で、富士フイルム<4901.T>、ソニー<6758.T>、ソフトバンクG<9984.T>などが、20日の東京終値に比べ高い。

(イメージ写真提供:123RF)

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