<相場の読み筋>2月25日

2019/2/25 7:28

 前週末22日の米国株式は、反発した。NYダウが前日比181.18ドル高の2万6031.81ドル、ナスダック総合指数が同67.837ポイント高の7527.545ポイントで取引を終了。NYダウは終値ベースで11月8日(2万6191.22ドル)以来、約3カ月半ぶりに2万6000ドル台に乗せた。出来高概算はニューヨーク市場が7億9868万株、ナスダック市場が25億4172万株だった。トランプ米大統領は、貿易協議のため中国の習近平国家主席と会談を行う用意があると表明した。また、3月1日としている交渉期限についても、延長する用意があることも示唆。貿易協議の進展を期待し、買い優勢の展開となった。NYダウ採用銘柄では、インテルやファイザー、ボーイングなどが値上がり率の上位に入っている。

 25日の東京株式は反発後、堅調な展開か。前週末22日の日経平均株価は、5日ぶりに反落したものの、下げ渋る動きをみせるなど、底堅い展開だった。現地22日の米国株式が反発したこともあり、買い先行のスタートとなりそう。米中の貿易協議進展を期待して、先高感が高まる可能性もあり、上値を試す場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の半ば(前週末22日は110円74-75銭)、ユーロ・円が1ユーロ=125円台の半ば(同125円65-69銭)と小動き。22日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、パナソニック<6752.T>、キヤノン<7751.T>、任天堂<7974.T>などが、22日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所終値比25円高の2万1425円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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