<相場の読み筋>4月8日

2019/4/8 7:26

 前週末5日の米国株式は、NYダウが前日比40.36ドル高の2万6424.99ドルと3日続伸、ナスダック総合指数が同46.908ポイント高の7938.692ポイントと反発して取引を終了した。出来高概算はニューヨーク市場が7億7517万株、ナスダック市場が21億9022万株だった。3月米雇用統計で、季節調整済みの非農業分野の雇用者数が前月比19万6000人増となり、市場予想平均の同17万7000人増を上回ったことを好感した。また、トランプ米大統領が米中の貿易協議について、今後4週間程度で合意に至る可能性があるとしたことも、相場の支えとなった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アップルやアマゾン・ドット・コム、マイクロソフトなどが堅調で、同指数の上昇を支えた。

 8日の東京株式は、堅調な展開か。前週末の好地合いが継続するとみられ、欧米の主要株式がしっかりした動きだったこともあり、買いが先行しそうだ。ただ、買い一巡後は、手がかり材料に乏しいことや、戻り待ちの売りなどから、上値が重くなる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の後半(前週末5日終値は111円67-68銭)、ユーロ・円が1ユーロ=125円台の前半(同125円40-44銭)と小動き。5日のADR(米国預託証券)は円換算値で小動きながら、キヤノン<7751.T>、任天堂<7974.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、5日の東京終値に比べしっかり。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所終値比60円高の2万1850円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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