中外薬が4日続落、三菱UFJモルガン証は「オーバーウエート」継続、目標株価は1万4000円に引き上げ

株式

2020/2/14 17:06

 中外製薬<4519.T>が4日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では13日付で、レーティング「オーバーウエート」(強気)を継続、目標株価は1万2500円から1万4000円に引き上げている。

 同証券では業績予想を上方修正、あわせて目標株価を1万4000円に引き上げるとしている。日本の製薬企業の中で随一の創薬力を誇る同社の過去数年間にわたる研究開発の成果が大きく業績に貢献し始めており、短期ではヘムライブラの売上拡大により、大幅な業績拡大が見込め、中期では承認申請中のsatralizumabや、開発後期であるnemolizumab、SKY59による成長可能性があると指摘。加えて、新規抗体技術を使った開発初期にある抗体が複数あることや、難しい日本市場においてもRoche品により売上を持続できる可能性があり、長期での利益成長確度が高い点も魅力であるとしている。

 同証券では連結営業利益について、20年12月期2870億円(前期比36.3%増、従来2537億円、会社側計画は2750億円)、21年12月期3077億円(従来3064億円)、22年12月期3378億円(同2865億円)と試算している。

 14日の終値は、前日比125円安の1万1900円。

提供:モーニングスター社

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