<相場の読み筋>5月21日

2020/5/21 7:45

 20日の米国株式は、反発した。NYダウが前日比369.04ドル高の2万4575.90ドル、ナスダック総合指数が同190.672ポイント高の9375.776ポイントで取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が9億2102万株、ナスダック市場が42億1024万株だった。米コネチカット州で20日、一部のレストランや小売店で営業を再開。これにより、条件付きながら全50州で新型コロナウイルスによる営業制限措置が解除され、全面的な経済活再開への期待感が高まった。買い優勢の展開のなか、NYダウは一時、440ドルを超える上げをみせる場面もあった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アップル<AAPL>やアルファベット(グーグルの持ち株会社)<GOOG>、インテル<INTC>などが買われ、同指数の上昇をけん引した。

 21日の東京株式は買い先行後も、しっかりした動きが期待される。日経平均株価はきのう20日、注目されていた75日移動平均線(20日時点で2万446円)を終値ベースで上回り「投資家心理の好転が期待される」(中堅証券)との声も聞かれ、上値を試す場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の半ば(20日終値は107円65-66銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=118円台の前半(同117円79-83銭)と円安方向に振れている。20日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ソニー<6758.T>、TDK<6762.T>、アドバンテス<6857.T>などが、20日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所終値比175円高の2万725円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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