<相場の読み筋>7月22日

2020/7/22 7:44

 21日の米国株式は、NYダウが前日比159.53ドル高の2万6840.40ドルと続伸、ナスダック総合指数は同86.728ポイント安の1万680.364ポイントと3日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億9823万株、ナスダック市場が52億6177万株だった。EU(欧州連合)首脳会議は現地21日、新型コロナウイルス禍からの経済再生を図るため、7500億ユーロ(約92兆円)の復興基金を創設することで合意。米国においても追加の経済対策への期待感が高まり、NYダウを押し上げた。同指数の採用銘柄では、シェブロン<CVX>やエクソン・モービル<XOM>、ナイキ<NKE>などが、値上がり率の上位に入っている。一方、きのう20日に終値ベースで史上最高値を更新したナスダック総合指数は、利益確定売りに押される格好となった。

 22日の東京株式は反落後、軟調な展開となりそう。現地21日の欧米株式は上昇したものの、あす23日から4連休となることから、積極的な売買は限られるとみられ、模様眺めムードが強まることが見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の後半(21日終値は107円32-33銭)と円高方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=123円台の前半(同122円80-84銭)と円安に傾いている。対ドルでの円高の動きを受け、輸出関連銘柄はさえない動きを強いられそうだ。21日のADR(米国預託証券)は円換算値で、武田薬<4502.T>、ソニー<6758.T>、JAL<9201.T>などが、21日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、21日の大阪取引所終値比120円安の2万2720円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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