京セラが一時急騰、21年3月期第1四半期の営業利益は市場予想平均を上回り買い人気

株式

2020/7/31 12:02

 京セラ<6971.T>が急騰し、一時224円高の5959円を付ける場面があった。30日引け後、21年3月期第1四半期(20年4-6月)の連結決算(IFRS)を発表。営業利益が市場予想平均を上回り、買い人気を集めた。

 第1四半期決算は、売上高が3170億9400万円(前年同期比17.6%減)、営業利益が75億7400万円(同66.5%減)。営業利益の市場予想平均は37億円程度だった。部品事業は、自動車関連市場等の生産活動の停滞を受け、主に米子会社AVXが減収となったことで「電子デバイス」の売上が減少。機器・システム事業は、オフィスへの出勤抑制に伴う機器および消耗品の需要減が響いた。利益面では、売上減による売上総利益の減少や、ドルやユーロの為替レートが前提よりも円高で推移したことも重しとなった。

 21年3月期業績予想は、売上高1兆5000億円(前期比6.2%減)、営業利益750億円(同25.1%減)を据え置いている。

 前場終値は、前日比150円高の5885円。

提供:モーニングスター社

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