日経平均は109円高と反発、米追加経済対策の合意期待に米株高で買い先行=21日前場
21日前場の日経平均株価は前日比109円86銭高の2万3676円90銭と反発。朝方は、買いが先行した。米追加経済対策協議での与野党合意期待から21日の米国株式が上昇した流れを受け、前場の早い段階で2万3702円30銭(前日比135円26銭高)まで値を上げた。一巡後は伸び悩み、一時2万3611円33銭(同44円29銭高)まで押し戻された。米協議が合意に至るかを見極めたいとの空気もあり、手控え気分に傾いた。ただ、売り進む動きにはつながらず、その後は再び強含み、前引けにかけて引き締まった。
東証1部の出来高は4億8001万株、売買代金は9179億円。騰落銘柄数は値上がり1680銘柄、値下がり404銘柄、変わらず91銘柄。
市場からは「米国の追加経済対策を巡る協議が本当に合意するかは分からないが、合意に至れば瞬間的に上昇し、いったんピークを付けるのではないか。ただ、米大統領選に向けてはバイデン期待もあり、堅調に推移する可能性がある」(銀行系証券)との声が聞かれた。
業種別では、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇。郵船<9101.T>、川崎汽<9107.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も高く、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も堅調。トヨタ<7203.T>、日産自<7201.T>、SUBARU<7270.T>などの輸送用機器株や、野村<8604.T>、SBI<8473.T>などの証券商品先物株も買われた。
半面、オリンパス<7733.T>、テルモ<4543.T>などの精密株が軟調。
個別では、島忠<8184.T>、ソフトクリH<3371.T>、ゲンキードラ<9267.T>、ミダック<6564.T>、サンデンHD<6444.T>などの上げが目立った。半面、DCM<3050.T>、グッドコムA<3475.T>、ファイバーG<9450.T>、イントラスト<7191.T>、ダイジヱット<6138.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、32業種が上昇した。
提供:モーニングスター社
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