<相場の読み筋>5月14日

2021/5/14 7:45

 13日の米国株式は、4日ぶりに反発した。NYダウが前日比433.79ドル高の3万4021.45ドル、ナスダック総合指数が同93.307ポイント高の1万3124.988ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億2723万株、ナスダック市場が50億514万株だった。米労働省が発表した、週間の新規失業保険申請件数は47万5000件となり、市場予想平均の49万件よりも良好だった。労働市場の改善が好感され、前日まで3日連続で下落していた反動もあり、買いが先行した。米10年物国債の利回りが1.6%台の半ばと、落ち着いた動きをみせたことも支えとなったもよう。NYダウ採用銘柄では、ホーム・デポ<HD>やトラベラーズ<TRV>、JPモルガン<JPM>などが、値上がり率の上位に入っている。

 14日の東京株式は反発後、もみ合いとなりそう。日経平均株価は直近3日間で2070円強の値下がりとなっていただけに、その反動や現地13日の米国株高もあり、買い戻しや短期的なリバウンドを狙った買いが先行するとみられる。買い一巡後は、戻り待ちの売りが控えているとみられるほか、直近で台湾・加権指数や中国・上海総合指数の動きに影響を受けていただけに、両指数の動きをみたいとして、模様眺めムードが広がる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の半ば(13日は109円66-68銭)、ユーロ・円が1ユーロ=132円台の前半(同132円53-57銭)と円安方向に振れている。13日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ソニーG<6758.T>、アドバンテス<6857.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、13日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所清算値比220円高の2万7700円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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