日経平均は240円程度安、売り先行後も軟調推移=28日寄り付き

 28日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比240円程度高い2万7729円前後で推移する。午前9時2分には、同325円97銭安の2万7644円25銭を付けている。きのう27日は、一時2万8000円台を回復する場面がみられたものの上値の重い展開だったことや、現地27日の米国株式市場で、NYダウとナスダック総合指数が、6日ぶりに反落したこともあり、売りが先行。為替市場で、ドル・円相場が円高方向にフレていることも意識されているもようで、軟調な展開が続いている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所清算値比320円安の2万7590円だった。

 業種別では、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株が下落。NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も安い。大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も軟調。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株も下げている。

 個別では、ゲンキードラ<9267.T>、SPK<7466.T>、東洋機械<6210.T>、アマノ<6436.T>、大倉工<4221.T>などが下落。半面、ポプラ<7601.T>、東京機<6335.T>、三菱自<7211.T>、ダイトウボウ<3202.T>、ピックルス<2925.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=109円台の後半(27日は1ドル=110円08-10銭)、1ユーロ=129円台の後半(同129円70-74銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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