日経平均は10円程度高、売り先行後は上げ転換も前日終値近辺で推移=14日寄り付き

 14日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前日比10円程度高い2万8650円前後で推移。午前9時12分には、同32円47銭高の2万8672円96銭を付けている。朝方は、きのう13日は上値が重い展開だったことや、現地13日の米国株式市場で、NYダウ・ナスダック総合指数がともに反落したこともあり、売りが先行した。ただ、時間外取引で米株価指数先物が上昇していることから、売り進む動きは限られたようで、前日終値近辺での値動きとなっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所清算値比225円安の2万8425円だった。

 業種別では、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株が上昇。中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も高い。アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も堅調。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、NTT<9432.T>、KDDI<9433.T>などの情報通信株も上げている。

 個別では、Hamee<3134.T>、モロゾフ<2217.T>、シンシア<7782.T>、ニッパツ<5991.T>、メルコ<6676.T>などが上昇。半面、広済堂HD<7868.T>、トーエル<3361.T>、関西スーパー<9919.T>、ソースネクス<4344.T>、Sサイエンス<5721.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=113円台の半ば(13日は1ドル=113円54-56銭)、1ユーロ=128円台の前半(同128円19-23銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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