ケイブが続急落し年初来安値、ライブ配信アプリの開発を中止

株式

2021/12/20 13:53

 ケイブ<3760.T>が続急落し年初来安値を更新。17日引け後に、台湾の子会社によるライブ配信アプリ開発を中止すると発表したことが嫌気された様子。株価は前週末比278円安の785円まで値を下げ、10月14日に付けた年初来安値846円を更新している。

 同社グループは、今後の業績回復および企業価値の増大を目指すにあたり「ゲーム領域以外の事業の創出」が急務として、20年12月に、アジア圏を始めとするグローバル展開を視野に入れたライブ配信アプリを開発しているCave Interactive Taiwan Co.,Ltd.(台湾)を設立。その後、ライブ配信アプリのリソースの一部を自社コンテンツも含めたコンテンツビジネスにおける海外企業等との業務提携を行う新規事業に充当しつつ、22年1月のリリースを目標に開発を進めていたが、開発過程において、目まぐるしく変遷する事業環境や競合他社の動向等を鑑みると正式サービスを行えるクオリティを確保することが困難であるという結論に達し、開発の中止を決定した。

 この決定による22年5月期の業績に与える影響は、現在、精査中とし、今後開示の必要性が生じた際は、速やかに告知するとしている。午後1時47分現在の株価は218円安の845円。

提供:モーニングスター社

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