<相場の読み筋>1月4日
2022/1/4 7:45
3日の米国株式は、NYダウが前週末比246.76ドル高の3万6585.06ドルと3日ぶりに反発、ナスダック総合指数が同187.828ポイント高の1万5832.799ポイントと5日ぶりに反発して取引を終了。NYダウは、昨年12月29日に付けた終値ベースの史上最高値を更新した。出来高概算は、NY市場が8億4499万株、ナスダック市場が62億1491万株だった。米10年物国債の利回りが1.63%台に上昇(価格は下落)し、利ザヤの拡大を見込み金融株が買われた。また、22年最初の取引で、年金資金などの新規資金流入期待も上昇を支えたもよう。NYダウ採用銘柄では、ゴールドマン・サックス<GS>やインテル<INTC>、ボーイング<BA>などが、値上がり率の上位に入っている。
大発会4日の東京株式は反発後、堅調な展開か。昨年の大納会で続落して取引を終えた反動や、現地3日の米国株式市場で、NYダウが終値ベースで史上最高値を更新したこともあり、買い優勢のスタートとなりそう。ただ、手がかり材料に乏しいことから、買い一巡後は、戻り待ちの売りに上値の重い場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=115円台の前半(12月30日は115円11-13銭)とやや円安方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の前半(同130円27-31銭)と小動き。3日のADR(米国預託証券)は円換算値で、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>、ソフバンG<9984.T>などが、12月30日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比145円高2万8925円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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