<相場の読み筋>2月4日

2022/2/4 7:45

 3日の米国株式は、5日ぶりに反落した。NYダウが前日比518.17ドル安の3万5111.16ドル、ナスダック総合指数が同538.729ポイント安の1万3878.818ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億638万株、ナスダック市場が41億128万株だった。2日の通常取引終了後に、21年10-12月の決算を発表したメタ(旧フェイスブック)<FB>が急落。直近で好調な値戻しをみせていたハイテク株全般に、売りが広がる格好となった。また、21年10-12月の決算を発表したメルク<MRK>が急反落したことも重しとなった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、メタのほか、アマゾン・ドットコム<AMZN>やアルファベット(グーグルの持ち株会社)<GOOG>などが急落したことが響いた。

 4日の東京株式は続落後、落ち着きどころを探る展開か。きのう3日の日経平均株価は、時間外取引でナスダックミニ先物が急落した動きを受け、大幅に5日ぶり反落。現地3日の米国株の下げを、一定程度見込んでいたとみられるが、朝方は売り先行スタートとなりそう。週末要因や現地4日には米1月雇用統計の発表を控えることもあり、様子見姿勢が強まる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=114円台の後半(3日は114円58-59銭)、ユーロ・円が1ユーロ=131円台の半ば(129円44-48銭)と円安方向に振れている。3日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日電産<6594.T>、キーエンス<6861.T>、デンソー<6902.T>などが、3日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比255円安の2万6945円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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