<相場の読み筋>4月13日

2022/4/13 7:45

 12日の米国株式は、NYダウが前日比87.72ドル安の3万4220.36ドルと続落、ナスダック総合指数が同40.384ポイント安の1万3371.572ポイントと3日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億7294万株、ナスダック市場が46億1047万株だった。注目された3月CPI(消費者物価指数)で、変動の大きいエネルギーと食品を除いたコアCPIが前年同月比6.5%上昇し、市場予想平均の同6.6%上昇を下回った。インフレへの過度な警戒感がやや後退して、株価は反発する場面もみられた。ただ、戻り待ちの売りや、FRB(米連邦準備制度理事会)による引き締め政策に変更はないとの見方が強まり、下げに転じて取引を終えた。NYダウ採用銘柄では、シスコ・システムズやビザ、メルクなどが、値下がり率の上位に入っている。

 13日の東京株式は、もみ合いとなりそう。日経平均株価はきのう12日は大幅に続落し、2日間の下げ幅は650円(約2.4%)を超えている。短期的な売られすぎ感から、買い戻す動きが見込まれるものの、22年3月期決算発表の本格化を控えることから、模様眺めムードも広がりやすいとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=125円台の半ば(12日は125円52-53銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=135円台の後半(同136円44-48銭)と円高方向に振れている。12日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、楽天グループ<4755.T>、パナソニック<6752.T>、トヨタ<7203.T>などが、12日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比20円安の2万6300円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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