<相場の読み筋>5月30日

2022/5/30 7:45

 前週末27日の米国株式は、NYダウが前日比575.77ドル高の3万3212.96ドルと6日続伸、ナスダック総合指数が同390.481ポイント高の1万2131.131ポイントと3日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億2326万株、ナスダック市場が46億7796万株だった。米4月個人消費支出で、変動が激しい食品とエネルギーを除くコア指数が、前年同月比4.9%上昇し市場予想平均と一致したが、前月の5.2%上昇からやや鈍化。個人消費減速への過度な警戒感が後退した。NYダウ採用の全30銘柄が上昇し、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、テスラやペイパル、エヌビディアなどが買われ、同指数の上昇を支えた。

 30日の東京株式は続伸後、上値の重い展開か。前週末27日の堅調な地合いや、現地27日の欧米株高もあり、買い先行スタートとなりそう。ただ、今月は18日、23日、24日と一時、心理的なフシ目の2万7000円を超えたものの、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となっている。買い手がかり難ではあるが、終値ベースで2万7000円を維持できるかが、ポイントとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=127円台の前半(前週末27日は127円13-14銭)、ユーロ・円が1ユーロ=136円台の半ば(同136円48-52銭)と小動き。前週末27日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ソニーG<6758.T>、TDK<6762.T>、アドバンテスト<6857.T>などが、同27日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比330円高の2万7140円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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