ユーグレナ、NTTと中性子線を活用した藻類育種技術の実証実験を開始

株式

2022/9/14 15:32

 ユーグレナ<2931.T>は13日、NTT<9432.T>と、中性子線を活用し、温室効果ガス削減やエネルギー資源創出などの気候変動に係る課題解決を目的とする藻類育種技術の実証実験を開始したと発表した。

 今回の実証実験で検証する技術は、藻類が有する二酸化炭素吸収・固定能力やバイオ燃料の原料となる油脂生産能力などの有用な形質を、中性子線照射による遺伝子変異導入によって高める技術。中性子線は、他の放射線に比べて極めて透過性が高く、藻類のように溶液中での培養が必要な生物にも不規則かつ効果的にエネルギーを加えることが可能という。熱中性子と高エネルギー中性子を適切に選択して照射することで、さまざまな遺伝子変異導入ができるようになると、活用目的に合わせ有用性を高めた藻類を育種・生産することが可能になるとしている。

 14日の終値は、前日比21円安の936円。

提供:モーニングスター社

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