<相場の読み筋>10月12日

2022/10/12 7:45

 11日の米国株式は、NYダウが前日比36.31ドル高の2万9239.19ドルと5日ぶりに反発、ナスダック総合指数は同115.910ポイント安の1万426.192ポイントと5日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億9887万株、ナスダック市場が66億6276万株だった。連日で弱い動きが続くなか、短期的リバウンド狙いの買いが先行した。ただ、米10年物国債の利回りが上昇(価格は下落)し、3.9%台で高止まりとなったことが意識されたもようで、NYダウは上げ幅を縮小して取引を終えた。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、ネットフリックスやメタ(旧フェイスブック)、アプライド・マテリアルズなどが下落した。

 12日の東京株式は、軟調な展開か。日経平均株価は、手がかり材料に乏しいなか、きのう11日の弱い動きが継続し、売り優勢のスタートとなりそう。下値への警戒感が広がるなか、米国市場頼みの展開が続くとみられ、時間外取引での米株価指数先物の動きに左右される場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=145円台の半ば(11日は145円63-64銭)、ユーロ・円が1ユーロ=141円台の半ば(同141円22-26銭)と小動き。11日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、ソニーG<6758.T>、任天堂<7974.T>などが、11日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、11日の大阪取引所清算値比80円安の2万6350円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ