【上海IPO】27日は骨材加工・再生処理設備の福建南方路面機械など2社が公募開始予定

サーチナ

中国株

2022/10/26 9:28

 上海証券取引所では10月27日、メインボードで1社、科創板で1社の計2社が新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。

 メインボードへの上場を目指す福建南方路面機械(603280/上海)は2710万株を発行予定。1997年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。工事用撹拌、骨材の加工処理、骨材の再生処理などの設備のカスタマイズ設計、研究開発、生産、販売を主業務としている。製品は建築、道路、橋梁、トンネル、水利などのインフラ建設、不動産開発などの分野で広く利用されている。これまでに15件の国家規格、業界規格の制定に関わるなど、業界をリードする技術力を持つ。

 21年12月期の売上高は、12億8442万元(前期比12.53%増)、純利益は1億5549万元(同6.36%増)。22年1〜9月期の予想売上高は9億1000万〜9億8000万元(前年同期比8.53〜16.88%増)、予想純利益は1億500万〜1億1400万元(同3.98%〜4.25%減)。

 科創板への上場を目指す安徽耐科装備科技(688419/上海)は2050万株を発行予定。05年設立の民営企業で、18年に株式会社化した。プラスチック射出成型および半導体実装分野のスマート設備の研究開発、生産、販売を主業務としている。プラスチック射出成型金型、射出成形装置はドイツ、米国、ベルギーなどの世界的に著名なプラスチック製品メーカーをはじめとする世界40カ国あまりに販売されており、半導体実装設備は世界をリードする中国の半導体実装、テスト企業を顧客に持つ。

 21年12月期の売上高は2億4855万元(前期比47.40%増)、純利益は5312万元(同29.10%増)。22年1〜9月期の予測売上高は2億949万元(前年同期比50.66%増)、純利益は4318万元(同90.89%増)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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