<米国株情報>中国ニーオ、第3四半期は増収も最終赤字幅拡大、コスト増で採算性悪化

株式

2022/11/14 10:21

 中国電気自動車(EV)大手ニーオは10日、22年12月期第3四半期(7-9月)決算を発表した。売上高が前年同期比32.6%増の130億210万人民元となったが、最終赤字が41億1080万人民元(前年同期は8億3530万人民元の赤字)、調整後の1株当たり損益(EPS)は2.11人民元の赤字(同0.36人民元の赤字)にそれぞれ拡大し、市場予想によりも悪化した。

 販売台数は前年同期比29%増の3万1607台となったが、バッテリーのコスト増や充電設備、サービス網の拡充のための設備投資が増加し、採算性が悪化した。

 第4四半期(10-12月)の売上高は前年同期比75.4-94.2%増の173億6800万-192億2500万(24億4200万ー27億0300万ドル)、販売台数は、前年同期比71.8-91.7%増の4万3000-4万8000台と予想している。

 今後について、ニーオのウィリアム・ビン・リー会長兼CEO(最高経営責任者)は、9「月から販売を開始している新型モデルの『ET5』の需要が強い」として、ET5が第4四半期の売上を大幅に押し上げるとみている。

 今期の強い販売見通しを受け、同社の株価は10日、前日終値比11.8%高の11.56ドルと、急騰して引けた。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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