<相場の読み筋>11月18日

2022/11/18 7:45

 17日の米国株式は、続落した。NYダウが前日比7.51ドル安の3万3546.32ドル、ナスダック総合指数が同38.701ポイント安の1万1144.958ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億3991万株、ナスダック市場が41億2199万株だった。セントルイス連銀のブラード総裁が講演で、FRB(米連邦準備制度理事会)は今年に急速な利上げを行っているが、「まだ、十分に景気抑制的な水準にはない」とし、一段の利上げの必要性を指摘。同発言を受け、NYダウは一時、310ドルを超える下げをみせる場面もあった。売り一巡後は、下げ渋る動きをみせ、下落幅を縮小して取引を終えた。NYダウ採用銘柄では、セールスフォースやウォルト・ディズニー、アメリカン・エキスプレスなどが、値下がり率の上位に入っている。

 18日の東京株式は、弱含みの展開か。きのう17日の日経平均株価は方向感に乏しかったが、手がかり材料難から同様の動きが続きそう。先行き不透明感があるなか、週末要因から、ポジション調整の売りが強まる場面も想定される。消去法的に、中小型株への個別物色が中心になりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=140円台の前半(17日は139円32-33銭)、ユーロ・円が1ユーロ=145円台の前半(同144円79-83銭)と、円安方向に振れている。17日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、ソニーG<6758.T>、オリンパス<7733.T>、東エレク<8035.T>などが、17日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所清算値比15円安の2万7965円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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