【北京IPO】21日は格利爾数碼科技など2社が公募開始

サーチナ

中国株

2022/11/18 9:14

 北京証券取引所では11月21日、格利爾数碼科技(831641/北京)と四川千里倍益康医療科技(870199/北京)の2社が新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。

 格利爾数碼科技は1050万株を発行予定で、公募価格は9.6元。2006年設立の民営企業で、14年に株式会社化した。照明製品および電子センサー、電子変圧器など磁気部品の研究開発、生産、販売を主業務としており、製品は照明器具、緊急用照明、教室用照明、街路用照明などの各種照明、新エネルギー、通信、工業制御、電気音響部品などさまざまな分野で利用されている。錦浪科技(300763/深セン)、動力源(600405/上海)、シンガポール企業フレックスなどを顧客に持つ。

 22年1〜6月期の売上構成は電子センサーが40.45%、電子変圧器が20.11%、60.56%、LED照明器具が15.15%、LED照明ユニットが18.57%、照明エンジニアリングが4.07%となっている。

 21年12月期の売上高は5億372万元(前期比35.45%増)、純利益は4195万元(同19.20%増)。22年1〜9月期の売上高は5億2447万元(前年同期比52.25%増)、純利益は6109万元(同2.08倍)。

 四川千里倍益康医療科技は1130万株を発行予定で、公募価格は31.8元。1996年に設立した成都千里電子設備廠を前身とし、06年に会社化、16年に株式会社化した。スマートリハビリ設備の研究開発、生産、販売を主業務としており、亜健康(病気ではないものの不調な状態)、運動損傷の回復や予防などの分野に用いられている。主な製品は、低・中周波治療機、空気波圧力治療機、マッサージガン、頸部や関節のマッサージ機、水圧式マッサージベッドなど。2022年1〜6月期ではマッサージガンなどの力学的機器が売上全体の90%以上を占めている。欧州のCE認証、米国のFDA認証、荷位本のPMDA認証を取得しており、中国国内以外にも欧州、北米、東アジア地域向けに販売を行っている。

 21年12月期の売上高は3億2906万元(前期比2.58倍)、純利益は7981万元(同3.33倍)。22年1〜9月期の売上高は2億7348万元(同33.69%増)、純利益は5416万元(同24.77%増)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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