<米国株情報>EV開発ベンチャーのリビアン、独ベンツとの戦略提携を一時凍結

株式

2022/12/14 10:27

 電気自動車(EV)開発ベンチャーのリビアンは12日、独自動車大手ダイムラー傘下のメルセデス・ベンツとの戦略提携に関する協議を一時凍結し、欧州での大型商用EVバンの共同生産計画も一時棚上げにすることを明らかにした。

 両社は9月8日、戦略提携に関する了解覚書(MOU)交わしている。合弁会社を設立し、欧州で大型商用EVバンを共同開発し、数年以内に生産する計画で、欧州にあるメルセデス・ベンツの既存工場の近辺に新工場を建設する予定だった。

 一時凍結について、リビアンは、「現時点では既存のビジネスに注力することが、短期的にはリビアンの価値を最大化する」としているが、経済専門チャンネルCNBC(電子版)は、バイデン政権が8月に導入したインフレ抑制(削減)法が背景にあると指摘している。同法ではEVなど新エネルギー車の購入インセンティブ(7500ドルの税額控除)の適用対象を、北米で最終的に組み立てられたものや、搭載するバッテリーが米国と自由貿易協定を結んでいる国で調達された原料が40%以上であることが条件となっている。

 リビアンは、「より適切な時期にパートナシップを再開したい」とし、ベンツとの戦略提携を完全に断念したわけではないとしている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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