<相場の読み筋>12月23日

2022/12/23 7:45

 22日の米国株式は、3日ぶりに反落した。NYダウが前日比348.99ドル安の3万3027.49ドル、ナスダック総合指数が同233.251ポイント安の1万476.119ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億2330万株、ナスダック市場が47億6075万株だった。米7-9月の実質GDP(国内総生産)確定値は前期比3.2%増と市場予想平均の同2.9%増を上回った。また、米週間の新規失業保険申請件数が21万6000件と、市場予想平均の22万2000件よりも良好だった。堅調な経済状況から、引き締め的な政策の継続が意識され、NYダウは一時、800ドルを超える下げをみせる場面もあった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやアプライド・マテリアルズ、エヌビディアなどが下落した。

 23日の東京株式は反落後、もみ合いか。きのう22日の日経平均株価は6日ぶりに反発したが、現地22日の米国株式が3日ぶりに反落したことから、売り優勢スタートとなりそう。36カ月移動平均線(2万6132円)や心理的なフシ目の2万6000円が意識される場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=132円台の前半(22日は131円95-97銭)とやや円安方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=140円台の前半(同140円37-41銭)と小動き。22日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、楽天グループ<4755.T>、アドバンテスト<6857.T>などが、22日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は22日の大阪取引所清算値比330円安の2万6110円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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