【上海IPO】データバックアップソフトの上海英方軟件が10日に公募開始、2095万株発行予定

サーチナ

中国株

2023/1/10 9:27

 上海証券取引所の科創板への上場を目指す、上海英方軟件(688435/上海)が1月10日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。2095万株を発行予定で、公募終了後速やかに上場する見込みだ。

 同社は2011年設立の民営企業で、15年に株式会社化した。データバックアップに特化したソフトウェア企業で、顧客向けのデータバックアップ関連ソフトウェア、ソフト・ハード一体型機器、ソフトウェア関連サービス提供を主業務とする。中国国内市場では数少ない、動的ファイルバイトレベル、データバンクセマンティックレベル、ボリュームブロックのデータバックアップ技術を同時に掌握しており、データバックアップ管理業界をリードする地位にある。中国工業銀行、国泰君安、太平保険など金融・保険企業のほか、行政、教育、科学研究、医療、交通などの公共事業機関に製品やサービスを提供している。

 22年1〜6月期の売上構成は、ソフトウェア製品が57.55%、ソフト・ハード一体型機器製品が23.59%、ソフトウェア関連サービスが16.96%となっている。21年における中国国内のデータバックアップ・保護ソフトウェア市場シェアは10.2%で、業界第3位だ。

 21年12月期の売上高は1億5978万元(前期比24.30%増)、純利益は3392万元(同16.41%減)。22年1〜9月期の売上高は1億1398万元(前年同期比33.59%増)、純利益は617万元(同60.61%増)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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