【上海IPO】杭州福斯達深冷設備が10日に公募開始、4000万株発行予定
上海証券取引所のメインボードへの上場をめざす、杭州福斯達深冷設備(603173/上海)が1月10日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。4000万株を発行予定で、公募終了後速やかに上場する見込みだ。
同社は2000年設立の民営企業で、15年に株式会社化した。深冷技術の開発および深冷設備の設計、製造、販売を主業務としており、主な製品は空気分離装置、液化天然ガス装置などで、天然ガス、石炭化学工業、石油化学工業、冶金、原子力発電、航空宇宙、半導体、多結晶シリコンウエハー、新エネルギーバッテリー、工業用ガスなどの分野で広く利用されている。
中国における主要な空気分離設備メーカーの一つであり、20年の空気分離設備市場シェア(酸素製造容量ベース)は4.99%で業界7位となっている。業界トップクラスの企業はいずれも比較的長い歴史を持つ国有企業、あるいは外資企業の子会社であり、比較的歴史が浅い民営企業である同社は経営規模や資金力、技術的な蓄積、経験といった部分で苦戦を強いられている。その中で、民営企業ならではの柔軟性、市場への反応の速さを武器とし、海外事業も積極的に展開することで会社の規模を大きくし、さらなるシェアの拡大を目指す。
21年12月期の売上高は14億4638万元(前期比34.16%増)、純利益は1億6016万元(同10.65%増)。22年1〜9月期の売上高は12億7154万元(前年同期比42.33%増)、純利益は1億1194万元(同34.47%増)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)
関連記事
-
(再送)先読み作戦指令室=酉島製作所:第2四半期の受注高は5割を超える
2023/1/10 9:30
酉島製作所に注目したい。 ポンプの大手。前22年3月期は「受注高679億円、売上高522億円、営業利益45億円といずれも過去最高の業績を達成することができた。受注高においては、191・・・…続き
-
【上海IPO】データバックアップソフトの上海英方軟件が10日に公募開始、2095万株発行予定
上海証券取引所の科創板への上場を目指す、上海英方軟件(688435/上海)が1月10日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。2095万株を発行予定で、公募終了後速やかに上場する見込みだ。…続き
-
アドヴァンGが反落、23年3月期第3四半期にデリバティブ評価損計上
2023/1/10 9:27
アドヴァングループ(アドヴァンG)が反落し、一時34円安の828円を付けている。前週末6日引け後、23年3月期第3四半期連結累計期間(22年4-12月)において、デリバティブ評価損を・・・…続き
-
【深センIPO】エアーコンプレッサー製造の鑫磊圧縮機が10日に公募開始、3930万株を発行予定
深セン証券取引所の創業板への上場を目指す、鑫磊圧縮機(301317/深セン)が1月10日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。3930万株を発行予定で、公募終了後速やかに上場する見込みだ。…続き
-
<新興国eye>前週の上海総合指数、コロナ禍後の景気テコ入れ期待を受け続伸=BRICs市況
2023/1/10 9:18
前週(3-6日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数が週間ベースで続伸。6日は3157.64(12月30日終値比2.21%高)だった。 週明け2日は新年休暇で休場となった。初商いとなった翌3日・・・…続き
速報ニュース
-
洋エンジ、日精線、中部電、中部電ミライズとアンモニアを原料に水素を製造する装置の実用化で覚書
195時間前
-
195時間前
-
倉元、次世代半導体パッケージ向けのTGV・TSV・SiCで中国MDK社と製造委託契約
195時間前
-
195時間前
-
195時間前
-
195時間前
-
195時間前
-
グッドS、ニッポン・アクティブなどのグループによる保有割合が上昇
195時間前
-
195時間前
-
シンガポール・日経平均先物=寄り付き3万7970円(前日比465円安)
195時間前