<相場の読み筋>1月12日

2023/1/12 7:45

 11日の米国株式は、NYダウが前日比268.91ドル高の3万3973.01ドルと続伸、ナスダック総合指数が同189.041ポイント高の1万931.671ポイントと4日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億6660万株、ナスダック市場が49億1718万株だった。前週の6日に発表された米雇用情勢を受けた、FRB(米連邦準備制度理事会)による金利引き締めの緩和期待が継続した。また、米10年物国債の利回りが低下(価格は上昇)したこともあり、相対的な投資妙味から、ハイテク株も物色された。NYダウ採用銘柄では、マイクロソフトやホーム・デポ、アップルなどが、値上がり率の上位に入っている。

 12日の東京株式は、堅調な値動きが続きそう。きのう11日の日経平均株価が底堅く推移していたことや、現地11日の欧米株式が上昇したこともあり、買い先行スタートとなりそう。ただ、手がかり材料難が続くなか、現地12日には米12月CPI(消費者物価指数)の発表を控えることから、様子見姿勢が強まることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=132円台の半ば(11日は132円41-43銭)、ユーロ・円が1ユーロ=142円台の半ば(同142円29-33銭)と小動き。11日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、アドバンテスト<6857.T>、ローム<6963.T>、東エレク<8035.T>などが、11日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は11日の大阪取引所清算値比115円高の2万6525円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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